歯科衛生士を募集したいけど、思うように集まらない。
せっかく採用しても、長続きしないなど。
スタッフの採用や雇用でお悩みの先生は、増加しています。
スタッフが突然辞めてしまったり、働きぶりが悪かったり、医院によって事情は様々ですが、雇用にまつわる事柄は、開業医の先生に共通する悩みの一つです。
募集、面接、採用、そして、勤務。
採用の手続きから雇用形態まで、それぞれの歯科に合ったかたちや方法があります。
しかし、注意しなくてはならないのが、法的に問題がないかという点です。
最近の傾向として、雇用される側の権利意識が高まり、昔なら話し合いで済んだ事が、すぐに労働基準監督署へ駆け込んだり、要求を受け入れないと裁判沙汰にすると脅される、という事例が、増加しています。
雇用関係については、雇われているほうが立場が弱いとの観点から、事業主が不利に出来ています。特に、解雇や退職に関わるトラブルに関しては、慰謝料も高額なケースが多いため、注意が必要です。しかし、普段から法的に問題のない状態にしておけば、いざという時に、慌てることなく、速やかに解消することができます。
また、医院の人事の仕組みを整え、働きやすい環境にしておくことには、募集の際にも人が集まりやすく、無用のトラブルを防ぐというプラスのメリットがあります。
スタッフが集まる医院では、働きやすく、長続きする環境を整備しています。
雑誌などに歯科スタッフの募集をかける際にも、条件などを明記し、働きやすさを前面にアピールできるため、人が集まって来るのです。
労働環境を医院にあったかたちで整備することは、これからの医院経営にとって、不可欠です。
歯科の雇用に関しては、歯科医院様の実態にあわせた勤務体系、労働契約である事が必要です。
歯科医院の労働関係に関しては、歯科業界に詳しい労働法規のプロ、社会保険労務士にご相談下さい。